Moving Internal Audit Back into Balance
- A Post-Sarbanes-Oxley Survey - Third Edition
「米国で2003年にサーベンス・オックスレー(SOX)法が施行されて以来、特に上場企業の経営者に財務報告に係る内部統制の評価と報告を求めるSOX404条は、米国企業の内部監査人の業務に大きなインパクトを与えました。多くの内部監査人にとってSOX法対応の業務は重要な業務となりました。米国のSOX法対応初年度は、財務報告に係る内部統制評価に関する経営者へのガイダンスもほとんどなく、当初発行された監査基準【第2号】が保守的に適用され、米国企業は膨大な作業と時間を費やしました。これらの反省を受けて、米国ではSOX法404条への対応をより効果的・効率的にするために、2007年にSECからの内部統制評価に関する経営者へのガイダンスや、よりトップダウン・リスクアプローチと監査人の判断を取り入れた監査基準【第5号】が発行されました。
米国プロティビティでは、2005年秋【第1回】と2006末−2007年初旬【第2回】、そして2008年1−2月【第3回】と3回にわたって内部監査のリバランスに関するサーベイを実施しました。内部監査のリバランスとは、内部監査の活動をSOX法対応からCOSOの内部統制目的を広くカバーする本来の内部監査に移行するプロセスです。その過程でSOX法対応の効率化をすることは、大きなテーマでした。米国プロティビティが1回目のサーベイを実施した2005年は、まだ多くの企業がどのようにSOX法対応への効率化を進められるのかと考え始めた段階でした。2回目のサーベイではかなりの進展がみられ、多くの米国企業がSOX法対応への効率化を進めていることがわかりました。この3回目のサーベイでは、2007年のSECからの経営者へのガイダンスや改定監査基準により、リバランスの取り組みに更に大きな進展があったことがわかります。また、更なる効率化へ向けて、より体系的・高度な戦略を活用している動向も明確になりました。
このサーベイが、内部監査部門の方々だけでなく、内部統制評価プロジェクトに関与する方々、また、取締役、監査役、監査委員会委員その他内部監査機能の向上に努力しているマネジメントや専門家の方々にとっても参考になれば幸いです。」



